ちょうすけ、不覚
朝が来ました。
ちょうすけ、起きなさい。
なんだか、目覚めが悪いね。
「うう・・・いてて・・・」
「何だかずきんずきんするでやんす…」
大丈夫…?
って!わぁ!どうした!!
ちょうすけ!!
「まぶたの上、ちょいとやられちまったようでさぁ・・・」
昨晩、家内が散歩をさせた際、くろと一戦交えてしまったらしいです。
先に飛び掛かったのはちょうすけ。
でも返り討ちにあってしまったようです。
「歩くたびにずきんずきんするでやんす…
あっしゃぁ、先代に組みを任されていたんでやんすが・・・
面目ありやせん・・・」
「おら悪ぐねぇだよ」
「・・・!
手負いのままじゃ、こっちが不利でやんす」
「あんな、おっちゃん、
別に組守ちぅこととけんかするっちゅうことは別やで」
「おじょうさん、あっしゃぁ本当に姉さんに申し訳がたたねぇでやんす」
「組のことはええから
養生しぃや」
去勢されていない雄同士なので
いつかやらかすかもと思っていました・・・
6頭を飼うということの難しさ、
罪深さを覚えます。
ごめんね、ちょうすけ
ごめんね、くろ